SEOを意識した記事URL(パーマリンク)は、日本語・英語・投稿IDのどれが最適なのでしょうか? 本記事では、目的別におすすめの構成を、わかりやすく整理して解説します。
まず、ブログやWebサイトを運営するうえで、記事のURL(パーマリンク)構成は意外と見落とされがちですが、実はSEOにも影響する重要な要素です。 特に、SEO(検索エンジン最適化)を意識するならば、どの形式が最も効果的なのかを理解しておくことが、成果につながる運営の第一歩となります。
とはいえ、「日本語URL」「英語URL」「投稿ID形式のURL」といった複数の選択肢がある中で、それぞれのメリットやデメリットを把握し、状況に応じて使い分けるのは簡単ではありません。
そこで本記事では、これら3つの代表的なURL構成の特徴を比較しながら、どのような目的・運用スタイルに適しているかを整理してご紹介します。
さらに、SEO対策としてどの形式が検索エンジンに評価されやすいのか、SNSでシェアされた際の見え方やクリック率への影響、日々の運用管理のしやすさといった観点からも、多角的に分析していきます。
そのため、これからブログを立ち上げようと考えている方はもちろん、すでにサイトを運営していてURL構成を見直したいと考えている方にも、きっと役立つ内容となっています。
✅ 結論(目的別おすすめ)
目的 | 記事URL(パーマリンク) | 理由 |
---|---|---|
SEO重視 | /%postname%/ (英語 or 日本語スラッグ) |
記事の内容に関連したキーワードを含めるとSEOに強い |
更新頻度・整理重視 | /%category%/%postname%/ |
カテゴリと合わせると構造が明確になる |
ニュースサイトや日付重視の更新 | /%year%/%monthnum%/%postname%/ |
古い記事を整理しやすく、アーカイブにも便利 |
内部処理や管理優先(SEOは考えない) | /?p=123 または /%post_id%/ |
URLが変動しないが、SEOには弱い |
🔎 URL構造ごとの比較
パーマリンク設定 | 例 | SEO評価 | 備考 |
---|---|---|---|
/%postname%/ |
example.com/how-to-start-blog/ |
◎ | 一番おすすめ。キーワードがURLに反映される。 |
/%category%/%postname%/ |
example.com/seo/title-structure/ |
◎ | カテゴリ整理が必要。カテゴリ名を変えるとURLも変わるので注意。 |
/%year%/%monthnum%/%postname%/ |
example.com/2025/06/seo-title-url/ |
◯ | 日付があると「古い記事」と見なされやすい。 |
/%post_id%/ |
example.com/123/ |
× | SEO的に意味のない数字だけのURLは避けるべき。 |
/%year%/%postname%/ |
example.com/2025/seo-basics/ |
△ | ニュース系には有効。古く見える可能性あり。 |
📝 スラッグ(%postname%
)の命名ルール
- 英語が基本:Googleは英語URLを好む傾向あり
- 日本語URLは避ける:SNSなどでエンコードされて汚くなる(例:
%E3%81%82%E3%81%84...
) - 短く、意味のある単語にする:
how-to-use-wordpress
など
🔐 パーマリンク設定(変更時の注意)
- 一度公開した記事のURLは原則変更しない(リダイレクト必須)
Redirection
プラグインなどで旧URL → 新URLへのリダイレクト設定が必要
✅ まとめ:実運用でのおすすめ構成
https://example.com/postname/
(例: https://example.com/how-to-start-wordpress/)
- 投稿タイトルはSEOキーワード+魅力的なフレーズ(32文字以内)
- URLスラッグは英語小文字・ハイフン区切り・短く明瞭